「リノベーションQ&A」ビギナーが抱える ギモンにお答えします!・1.物件選び
一方では、壁紙を貼り替えたり設備機器を交換したりして、ひととおりきれいにリフォームして売り出している物件もありますが、そのぶんは価格に反映されてしまい、もったいないのです。
どうせリノベするのだから、外見が汚くてもひるまず、「ハコという素材として見る」姿勢が肝心です、と中谷さんは語ります。
むしろ見るべきは、あとで変えられない部分。
例えば、階高はどのぐらいか、天井板を抜いたらどのぐらい高くなるか、壁を取り払ったらどんな空間になるかを想像してみましょう。また、日当たりや風通し、窓からの眺め、周辺の環境もチェックしましょう。
ijin / PIXTA(ピクスタ)
仲介業者が一緒だと気が回らないこともあるので、後日もう一度、自分だけで周辺を歩いてみるといいでしょう。
近隣の人から話が聞け、思わぬ情報が手に入るかもしれません。
建物の傷み具合の見方については次のQ5で触れますが、なるべく契約までに一度、建築のプロに同行して見てもらうことが望ましいでしょう。
■ Q5 耐震性やシロアリ被害をどう見抜く?
A.素人でもできる4つの「目視」。木造ならリノベと同時に改良は可能
古住宅には、耐震性、シロアリ、雨漏りなど、目に見えない弱点への不安がつきもの。