「リノベーションQ&A」ビギナーが抱える ギモンにお答えします!・1.物件選び
一般に「在来工法」と呼ばれる、柱や梁や筋交いで建物を支える「木造軸組工法」なら、間取り変更の自由度は高いですが、要注意なのは壁が構造体となる「2×4(ツーバイフォー)工法」。
壁を取り払えないため、大きな間取り変更はしにくくなります。また、構造にかかわらず、工場で大量生産された部材を現場で組み立てた「プレハブ工法」も、変更しづらいことが多くあります。
ただ、リノベしにくい構造だからといって、あきらめるのは早い!
「たとえ制約があっても、設計者の知恵次第でおもしろい家はつくれる」と中谷さん。
プロに相談すれば、道は開けるかもしれないのです。
同じように見える木造の家でも、工法が違うと間取り変更の自由度が変 わってくる。柱や梁で建物を支える左のような工法だと変更しやすいが、 壁で建物を支える右のような工法だと、間取りは変更しにくい
■ Q4見学の際、見るべきポイントは?
A.外見よりハコのよしあしを見抜く。できればプロに同行してもらおう
家を見に行くと、壁紙はボロボロ、キッチンのコンロは油まみれ、中には夜逃げしたままで布団が残っている部屋すらあるそうです。
TATSU / PIXTA(ピクスタ)