学校では教えてくれない!住宅、金融、保険の「ポジショントーク」にご注意 vol.3
さもその商品が魅力的だ!お得だ!と勧めてくるのでついつい契約を結んでしまうのです。
もちろん購入するのは自身の判断ですので、自分の選んだものに後悔なし!と胸を張れる人にはお節介な話に聞こえるかもしれませんが、自分にとって魅力ある商品はひとつではないこと。
そしてどんな商品が自分にとって本当に魅力なのかは、家でも保険でも「仕組み」をきちんと知ることです。
■ 「2人に1人はがんになる」のは80代以上の場合
つい先日のことです。
同世代で会社員の友人が「医療保険に入っていなかったから入った」というので、月額や詳細についてたずねてみました。
ちなみに筆者は現在、掛け金の少ない医療共済保険に入っており月の支払額はとても少ないプランです。
友人は筆者の2.5倍もの保険料を払っているので「結構高いね~」と言ったら「2人に1人はがんになる時代ですよ、言われて不安になって」と契約しました。
Graphs / PIXTA(ピクスタ)
寺岡さんも本書内でまさに同じ事例を述べていますが、正しくは80代以上の場合「2人に1人はがんになる」のが実状です。
大事な主語を隠してのポジショントークだよ!と、思わず言ってしまいました。