学校では教えてくれない!住宅、金融、保険の「ポジショントーク」にご注意 vol.3
親から「貯蓄保険」はお得ということを聞き、筆者は昨年、貯蓄型の保険に加入しました。
親が現役時代に運用していた貯蓄保険は現在と金利がかなり違うので、運用に成功した方は多くいるようです。
(しかし金利が高い時代に住宅ローンを組んだので、実際にはプラマイゼロなのかもしれませんが)
Greyscale / PIXTA(ピクスタ)
成功体験をもとに大きな買い物を我が子に勧める親のポジショントークというのもあります。
筆者が入った保険は、加入後10年以降は、元金が割れずに年を重ねるたびに元金が増えていくという商品で、目的は老後資金を少しでも貯めることでした。普通預金に預けているよりはお金が増えますが、保険会社が万が一倒産してしまったら利率が減ることもあり得ます。
メリットのことしか考えなかったのが今回の反省点です。
もし寺岡さんの本を先に読んでいれば、老後資金を貯めるという目的なら個人型確定拠出年金(iDeCo)で長期運用することを選択していた気がします。
しかし、ローンや保険は定期的に見直しが必要という事を本書で学んだので、昨年契約した貯蓄型保険を10年後に半分あるいは全額解約し、iDeCoで運用するという方法を知ることができ十分な収穫でした。