一級建築士に聞く!施主からの「ヒアリング」が設計提案に大切な理由2つ
設計者・建築士は、設計提案を施主様に行うため、まずヒアリングを行います。私の設計事務所では、そのお施主様の思いを形に結びつけるため、独自にヒアリングシートを作成してお話を伺っています。今回はいかにヒアリングが大事かについてご紹介。
ヒアリングでは、施主様が要望を設計者にお伝えしたいと思っているでしょうし、私たちはそれを聞いて十分に理解しようと考えているのです。
■ 施主はヒアリングにどんなふうに臨めばいい?
ヒアリングシート
私たち設計者にとってヒアリングという機会は、提案をよりよくするためのものであります。
もっと言うと、プレゼンのなかに、提案、そしてヒアリングが含まれていると言っても過言ではないです。
そのくらい私は、ヒアリングを大事に考えています。
では、お施主様としては、ヒアリングにどんなふうにのぞめばいいのか。
どう伝えるのがいいのか。
あまりかまえる必要はありませんが、こうしたほうがコミュニケーションを取りやすいですよということを簡単に2つほどご紹介したいと思います。
■ 1.あるだけ要望をすべて吐き出してみよう!
これはまず、お願いしていますし、できるだけお施主様が考えていることすべてを吐き出していただくように、私も努力しています。