くらし情報『「自分へのご褒美」は本当に効果ある?心理学を応用した片付け習慣・その11』

「自分へのご褒美」は本当に効果ある?心理学を応用した片付け習慣・その11

「今月は頑張ったから、自分へのご褒美に新しいバッグ買っちゃお!」

というシチュエーションを、あなたも経験したことがありませんか?

片付け習慣についても、モチベーション維持のために「自分へのご褒美」を設定している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

よく耳にする、「自分へのご褒美」という方法。これは心理学的に見て効果があるのでしょうか?

■ 「自分へのご褒美」で幸福度はどのくらい持続する?

オランダにあるブレダ応用化学大学にて、ジェーレン・ナウィンという研究者が興味深い発表をしています。

旅行を計画している被験者を対象に、旅行前から旅行後にかけて「どれくらい幸福度を感じているか」を調査しました。
旅行

cba / PIXTA(ピクスタ)

通常、私たちは「楽しい経験をするため」「満足感を得るため」に旅行に出ます。

ということは、「旅行のあとの方が、幸福度も高く長続きする」と考えたくなります。

しかし研究によると、一概にそうとも言い切れないということが分かったのです。

■ 人間は忘れっぽい?幸福度も例外ではない

旅行前後の幸福度調査では、以下のような結果が得られました。

  • 計画段階では平均8週間、幸福度が高い状態が続く
  • 旅行終了後にはすぐに幸福度が元に戻る(最長でも2週間しか続かない)

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