期限がないと片付けは絶対にしない!心理学を応用した片付け習慣・その6
「片付けをしたい気持ちはあるんだけど、なかなか手がつけられなくて……」という相談をいただくことがあります。
この記事を読んでいただいている方にも、身に覚えはないでしょうか?
片付けの本を読んだり、道具を買ってみたり……。だけど、いざ片付けをしようとなってもなかなか重い腰が上がらない。
そんな時に参考になる心理学の実験が、スタンフォード大学の心理学者であるエイモス・トベルスキーによって行われました。
片付けのような作業を進める際に使える、「当たり前のようだけど、実は忘れがち」なテクニックをお伝えします。
■ つい忘れがちな「期限」。これがないと片付けは始まらない?
「片付けを習慣として身につける」というのは、長期間にわたる作業になります。
もしあなたが、「いつも使っているデスクの上を片付けよう」と思ったとします。
すると、「今日の夜のうちにやってしまおう」という計画も立てやすいですよね。
しかし、これがダイニングルームの場合には事情が変わります。
たとえ大掃除のように丸一日かけたとしても、なかなか満足に片付けることができない人も多いはず。
しかも、日々の暮らしの中で実践していくには数日〜数週間かけて一部屋を片付けるというケースも多くなります。