くらし情報『認知症は、不明確な物事ばかりの世界にいる状態!? 発病時に陥る不安』

認知症は、不明確な物事ばかりの世界にいる状態!? 発病時に陥る不安

たとえば家を出て行くとき、ドアに鍵をかけたかどうかが不安になり、途中で引き返して確かめる。
ドアに鍵

あんみつ姫 / PIXTA(ピクスタ)

あるいは、昔の同級生や先生の名前がわからなくなり名簿を調べたり、学校に電話することも。

同窓会名簿

cozy / PIXTA(ピクスタ)

わからないままだと不安が募り、それが原因でパニックになることもあります。

■ はっきりしないことが大きな不安と恐怖になる

認知症の人は、よく「怖い、怖い」と口にします。

何が怖いかと聞くと「よくわからない」と答えます。
悩む老人

B612 / PIXTA(ピクスタ)

おそらく何事もはっきりしないというのは、とても恐いことだと思われます。もし自分が急に知らない町で目覚めたとします。しかも、そこに至った経緯さえもわからない。

え、ここはどこ?最初は不思議に思うでしょうが、やがて怖くなる。

それが常に起きている状態が、認知症ではないでしょうか。


■ 笑顔とやさしい声がけで安心感を与える

長谷川氏は週に一回、デイサービスに通うようになり、そこでの体験はとても心地良いとも語っています。

自分には馴染みのない職員でも、彼女らは自分のことをよく知っていてくれ、とても安心感があると言います。

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