道を広げたいので家を壊してくれ?田舎暮らしでの驚きのトラブル【なんでも大家日記@世田谷】
こういう気苦労を背負いたくないという向きは、人間関係の希薄な別荘地をお探しすることをオススメします。
■ 「道を広げたいので家を壊してくれ」まさかの言葉にポカーン
いってき / PIXTA(ピクスタ)
もっとも衝撃だった出来事をあげましょう。
あるとき、集落の中心的な老人がうちを訪ねてきました。
一見、人当たりの良い好々爺といった老人ですが、その言葉に耳を疑いました。
「今度、このへんの道を整備するんだけどさ、お宅の家、つぶしてくれないかな」
話を聞くと、道を広げるために、うちの敷地内に建つ書庫を取り壊してほしいというのです。
いや、それって、役所とかの人間が来て言うことですよね?
hilite / PIXTA(ピクスタ)
っていうか、家を壊せって「みかん、くれる?」みたいな感じで言うことなの?
と、驚きを通り越して、ポカーンでした。
そのときは、「急にそんなことを言われましても……」みたいな感じでお茶を濁しましたが、後日、今度は役所の人間がやってきました。
話を聞いてみると、道を広げたいのは確かだが、無理強いされるようなレベルの話でないことがわかり、ホッとしました。