道を広げたいので家を壊してくれ?田舎暮らしでの驚きのトラブル【なんでも大家日記@世田谷】
こちらも、できる範囲で道路拡張に土地を提供することで話は決着しました。
その際、役所の人間でもない人がいきなり「他人の家を壊せ」なんて言いに来るのはおかしくないですか?と苦言を呈してみましたが、向こうはモゴモゴと歯切れの悪い返事をするばかり。
聞けば、あの老人とは小さい頃からのつきあいだとか。
なるほど、彼らも役所の人間である前に、すでに地元の年功序列に組み込まれているわけです。言っても無駄だなと悟り、あきらめた次第でした。
■ 焼き芋をやったら、家が火事に!
K-factory / PIXTA(ピクスタ)
思わぬ人災も起こります。
ある寒い冬のことでした。
夜、こたつでテレビを見ていると、町内放送がかすかに聞こえてきました。
どうやら、どこかで火災が起こったことを知らせる防災放送のようです。
テレビのボリュームを落として聞き耳を立てると、放送が告げる住所がすぐ近所のように聞こえました。
念のため、玄関のドアを開けてみると、はす向かいのお宅の薪小屋がメラメラと燃えています!
お向かいさんが大声で「火事!火事!水!水!」と叫んでいます。
blackie0335 / PIXTA(ピクスタ)