大家から見た、ゼロからの不動産投資の難しさとリスク【なんでも大家日記@世田谷】
マイペースに賃貸業を営んでいるアサクラですが、世間を賑わす不動産の話題が気になることもあります。
最近気になるのはやはり、過熱ぎみの不動産投資とそれに伴うトラブルのニュースです。
不動産投資の怖さは「おいしい話」ばかりが独り歩きしてしまい、困難やリスクが語られにくいこと。
そこで今回は、大家的視点から見た「ゼロから始める不動産投資の難しさとリスク」について考えてみたいと思います。
■ 不動産投資はとにかくシビアな金銭感覚が必要
ナカムラ / PIXTA(ピクスタ)
うちのマンションは親族から引き継いだ古い物件を、家族みんなに助けてもらって経営しています。
ですから、賃貸経営といっても、物件を取得するための多額な初期投資がない分、ゲタをはかせてもらっての商売です。
その分、リノベーションにもメンテナンスにもしっかりと予算を割くことができています。
仮にビジネスとして少々割が合わない投資でも、自宅の延長としてマンションをとらえているので「自分の家のために使った」と思うと納得できてしまいます。
HM / PIXTA(ピクスタ)
しかし、ゼロから資金を借り、ローンを組んで不動産を取得し、それを賃貸に出すとなると事情が違います。