大家から見た、ゼロからの不動産投資の難しさとリスク【なんでも大家日記@世田谷】
投資である以上、金利を含めて銀行への返済をおこない、そのうえできちんとした利益を出さねばなりません。
そのためには、とにかくお金に対するシビアな感覚を求められます。
入居者獲得のために物件は充実させたい、しかし、利益を考えるとお金はかけられない……。
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賃貸経営は常にこのせめぎあいにさらされるビジネスですが、不動産投資で利益を上げている人たちの話をうかがうと、みなさん、僕とは比べものにならないくらい厳しいラインで、このせめぎあいに苦しんでいます。
投資である以上、投下した資金と労力に見合う利益が出なければ意味がないのです。
僕などは利回りの計算などを見せられると頭が痛くなってしまいますが、綿密な計画なくして不動産投資はできません。
■ 物件の維持管理にかかるお金や労力もバカにならない
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緻密な計画には「今後〇年のあいだに物件のメンテナンスにいくらかかるか?」という見通しも含まれます。
しかし、この見通しをつけること自体が、簡単ではありません。
水道ポンプが急に故障したり、古い電気ヒューズが飛んだり、僕が体験しただけでも予想外の出費はたくさんありました。