台風被害、戸建ては「アンテナ」、マンションは「ガラス」に注意!
の相談も33.5%と、被害の件数が多かったことが窺えます。
それに対し、”集合住宅”では「ガラス修理」が8割を超えました。
”店舗”は「ガラス修理」だけでなく、「シャッター修理」も他の建物より被害に遭いやすい傾向があるようです。
自分の住んでいる建物の種類によって、これほどまでに被害に差が見られるとは意外ですよね。
台風時は、戸建て住宅なら「屋根」、マンションなどの集合住宅は「窓」、店舗は「入口」が被害に遭いやすく、とくにその箇所に備えが必要であることが分かりました。
■ ガラス被害の原因とは?
Graphs / PIXTA(ピクスタ)
窓ガラスの被害はその強風が原因と捉えがちですが、窓ガラスは風の力のみで割れるということはほとんどない、ということはご存知でしょうか?
被害の原因の多くは強風に乗って飛んでくる、“飛散物”。例えば、雑誌などの紙であっても、台風の強風に乗って窓ガラスにぶつかってしまうとガラスを割るのに十分な威力となってしまうのです。
台風21号の都道府県別のガラス被害件数を見てみると、”大阪府”が突出してガラス被害が多いのが分かります。
ここまで多いのは、大阪府が高層ビルやマンションが多い大都市であることから、強風の影響を受けやすかったことが考えられます。