築古マンションは積極的に古さを活かすのが吉?【なんでも大家日記@世田谷】
以前にも何度か書きましたが、うちのような築古マンションのリノベーションでは「古い設備をいかに新しいインテリアと調和させるか」が課題になります。
今年工事した部屋でも古い設備を活用するようこころがけましたが、とくに重視したのは、仕方なく残すというよりは、なるべく「積極的に古さを活かせる方法」を考えようということでした。
今回は、古いマンションの魅力を少しでも活かせる工夫をご紹介します。
■ トイレのタイルを塗装して雰囲気を一新
まずは、リノベ前の写真から。
便器の古さもさることながら、壁面の白タイルと床の水色タイルの組み合わせが、「ザ・昭和」的古くささを感じさせます。
目地にたまった汚れも残念。
これまでの工事では、ドアの位置も変え、床も壁も新しい壁を造作して塗装していました。
申し分なくきれいになるのですが、間取りを変えることもあり、それなりの費用がかかるのが困ったところ。
ならば、今回は便器のみを新しく交換し、間取りそのままで既存のタイルもうまく活かしてみようと試みました。
残すのは壁の正方形のタイル。ポイントは塗装です。「タイルに塗装なんてできるの?」と思われるかたもいると思います。