築古マンションは積極的に古さを活かすのが吉?【なんでも大家日記@世田谷】
よく団地などにも設置されている、築古マンションではおなじみの建具です。
うちの欄間窓には「型板ガラス」と呼ばれる凹凸のあるガラスが入っており、視線はゆるやかにさえぎりつつ、隣室の明かりをほんのり感じさせてくれます。
もともとは予算の関係で残していた設備なのですが、入居者や内見にいらした方々からは評判がよく、それ以来、積極的に残すようになりました。
その欄間窓に隣接する天井は、もともと設置されていた天井を撤去し、躯体あらわしに。古い配管なども隠さず塗装だけを施しました。
元の天井を吊るしていたフックがねじこまれたいたボルト穴を埋めずに残し、
「アイボルト」と呼ばれる円形のフックを設置。これで天井の使い勝手が劇的に変わります。
ペンダント照明の位置を変えたり、グリーンやモビールを吊るしたり、ハンモックを吊るしたり、とさまざまな使い方が可能です。
天井を解体する際には、ぜひこのボルト穴を残すことをオススメします。
■ 古い照明や配電盤は劣化による漏電に注意
要注意なのが、電気関係の設備です。
玄関に設置されていたボール型の照明は、レトロな雰囲気が気に入ったので、当初は残す方向で検討していました。