鏡が割れたのは誰のせい?施主支給で失敗しないコツ【なんでも大家日記@世田谷】
ちょっとオーバーサイズではありますが、いつもなら2万円前後はかかるところが、5,000円で済んだことですし、届いた品物の状態も良くお得な買い物だったと喜んでいましたが……。工事が進んだある日、建設会社のTさんから電話がきました。
「施主支給していただいたキャビネットなんですが、鏡が割れていると現場から連絡があって……」
耳を疑いました。
配送されてきたときの商品にはヒビひとつ入っていなかったからです。
和尚 / PIXTA(ピクスタ)
しかし、まったくの潔白かといえば、そうとも言えません。
このキャビネットを現場に運び込んだのは僕ですが、梱包されている状態で運んだので、そのときに破損した可能性は否定できないからです。
現場の大工さんがウソをつくような方ではないのは僕も知っていますが、開梱前に現場内で移動させたときに知らずに割ってしまった可能性はあります。
これ以上の真相を知ることはもはやできません。
ですが、現場にやってきたTさんの見立てでは、鏡の割れ方から見て現場で割れた可能性が高いということで「修理費用はウチで持ちます」と言ってくださいました。
こちらも確認を怠った非があり、費用を折半しようと提案したのですが、Tさんの意志は固く、最終的に厚意に甘えることにしました。