くらし情報『今後、幹線道路沿いのマンションは価値が上がるって本当?』

今後、幹線道路沿いのマンションは価値が上がるって本当?

幹線道路沿いと閑静な住宅街に、まったく同じマンションが建っていたら、どちらの価格が高いと思いますか?

ほとんどの人は閑静な住宅街にあるマンションの価格が高いと思うのではないでしょうか。

現在ならば、緑が多く、閑静な住宅街にあるマンション価格のほうが高く値付けされるでしょう。しかし今後は、逆転する可能性があります。

■ 1.幹線道路沿いにあるマンションの現状
幹線道路

pretty world / PIXTA(ピクスタ)

不動産業者は、物件価格を査定するときに様々な要因を考慮します。環境要因もその1つです。

現在、幹線道路沿いのマンションの価格が安いのは、交通量が多く、自動車の騒音や排気ガスなどの影響が懸念され、需要が少ないからです。

幹線道路沿いに住むと、暖かい晴れた昼間でも窓が開けられないと聞きます。

自動車のエンジン音が絶えず聞こえてくるためテレビの音が聞こえない、救急車両がよく通るので夜中でも目が覚める、などがその理由です。


窓を締めていても換気口などから音が入ってくる場合もあります。
救急車

RewSite / PIXTA(ピクスタ)

排気ガスによる「すす」も理由の1つです。

布団を干す前に手すりを拭くといつも雑巾が黒く汚れるうえ、すすの成分は窒素酸化物や粒子状物質であり、呼吸器に悪影響を及ぼすからです。

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