寿命が延びると住まいにかかる費用も増える!家を購入した方が良い高齢単身者とは?
「人生100年時代」といったテーマで、マスコミが高齢化を取りあげ、世間も関心を持つようになりました。
高齢単身者の住まいについても注目が集まっています。
住宅を所有したほうがよいか、賃貸のほうがよいか論議がすでに行われていますが、今回は、高齢になったときに持ち家の方がよいケースについて考えます。
■ 1. 今、高齢単身者の住宅事情は?
【IWJ】Image Works Japan / PIXTA(ピクスタ)
総務省統計局・平成25年住宅土地調査によると、高齢者(65歳以上)がいる世帯のうち、高齢単身世帯は26.5%。
さらに、高齢単身世帯のうち、33.9%は賃貸住宅に居住しています。
1-1高齢単身者の賃貸需要と供給はアンバランス
まちゃー / PIXTA(ピクスタ)
今後、賃貸住宅の需要の多くを支える単独世帯が増加傾向にあります。
国立社会保障・人口問題研究所による予測では、2035年の単独世帯(一人暮らしの人)の数は、2015年を100とすると、愛知では110.9、大阪では103.9、東京では103.6、福岡では100.3です。
このことから、単独世帯における高齢者構成比は増加し、高齢単身世帯の賃貸需要も増えるといえます。