や地域性など、市場で売りやすいかどうか売りづらいかどうかを勘案して流通性比率(プラス10%~マイナス15%、もしくはその前後)によって査定価格を調整します。
中古マンションの場合
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中古マンションの場合は、土地と建物に分けて査定したり、建物価格を原価法で求めることは実勢価格の査定にそぐわないので、土地建物を一体として「取引事例比較法」によって価格を算出します。
土地の査定と同じように、査定マンションと条件が近似した取引事例を選定し、査定マンションと事例マンションを項目ごとに比較して、それを採点することで1平米あたりの単価をもとめ、その総額(1平米単価×専有面積)に対して、戸建と同じように流通性比率で査定価格を調整します。
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不動産会社が算出する査定価格にバラつきがあるのは、上記の「事例地」や「事例マンション」が不動産会社ごとに違ったり、市場動向の見解に違いがあったりするためです。
■ 査定価格は「売却できる価格」でも「売らなければならない価格」でもない
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査定価格は実際に売却できる価格ではありません。