羽毛ふとんは軽さが値段を左右する?キャリア25年のプロに聞きました
暑すぎる場合、羽毛ふとんを少しずらして、シーツだけでしばらく眠ることもできます。
シーツは一枚の布ですから、どれだけ羽毛ふとんのドレープ性が高くても、一枚の布の身体へのフィット性には追いつけません。
羽毛の充填作業。羽毛自体たくさんの水分を吸湿放散します
ただし、日本ではほとんど掛けシーツは使われていないと聞いています。
家庭に大型のドラム式乾燥機があるうちは少ないはずなのに、重たくて乾きにく、比較的値段もはる掛けふとんカバーだけを使うというのは、どうも、不思議な気がするので、記事を読んでいただいた方で、ご意見があれば教えていただければと思います。
昭和の時代を知っている人は、おふとんといえば重いわたぶとんで、カバーは糊の効いた綿の白で、色柄が見えるように、中央に窓が開いていて、そこにネットがかかっていたり、レースで縁取りされていました。
その名残りで、日本の羽毛ふとんも、今に至るまで、側生地に暖色系と寒色系のペアの色柄を付けないと売れないといわれていますが(?)、カバーリングのデザイン性が高まってきている時代ですから、羽毛ふとんの側生地は、透ける心配のない白で良いと思います。