漏電、トラッキング現象。電気火災は2月が要注意!? その危険性とは
阪神・淡路大震災が起きてから、今年で24年。あの震災では、大規模な火災が数多く発生しました。
その多くが、電気器具によって起きた電気火災であり、電力供給を遮断するブレーカーを落としていれば防げる可能性があることがわかっています。
生活のお困りごとを解決する総合プラットフォーム「生活110番」を展開するシェアリングテクノロジー株式会社(以下、シェアテク)は、全国から寄せられた電気設備の相談に関するデータ2,814件をもとに実態を調査。
調査結果から、この時期に気を付けたい電気火災についてご紹介します。
■ 阪神・淡路大震災でも起こった「通電火災」って?
阪神・淡路大震災で注目されたのが、電気が復旧した際に発生する「通電火災」です。
とうじ / PIXTA(ピクスタ)
当時の神戸市で発生した建物火災の中で、原因が判明している55件のうち、6割を占める35件はこの電気火災でした。
そして、35件中の33件が通電火災だとされています。
地震が起きると発生することの多い停電。
YNS / PIXTA(ピクスタ)
停電したまま、ブレーカーを落とさずに避難してしまうと、電力が復旧した際に付いたままだったストーブなどの電化製品に電力が供給されてしまいます。