漏電、トラッキング現象。電気火災は2月が要注意!? その危険性とは
その一方で、ブレーカー自体が故障を起こしている可能性もゼロではありません。
もしブレーカーが作動しないと漏電が止められず、火災や感電事故の原因になってしまうことも。
ブレーカーの寿命は約10年とされているため、10年以上使用している場合は交換の検討も必要です。
漏電ブレーカーにはテストボタンがあるので、月に1度はこのボタンを押し、ブレーカーが正常に落ちるかどうか確認をしてみるのもオススメ。
Satoshi KOHNO / PIXTA(ピクスタ)
なお、ボタンを押すと屋内の電流が遮断されるため、パソコンなどの精密機器の電源は事前に切ることが大切です。
■ コンセントによる「トラッキング現象」や電気ストーブも要注意!
家庭で起こる電気火災の原因の一つには、漏電の一種である「トラッキング現象」があります。
ケンイチ / PIXTA(ピクスタ)
トラッキング現象とは、長い間差し込んだままのコンセントに湿気を含んだほこりが溜まり、それが原因で発生する発火現象のこと。
これは漏電ブレーカーが反応できません。
ほこりと湿気さえあればどんな時期でも発生する危険性があるので、コンセントにほこりが溜まらないよう、定期的な清掃を心がけたいですね。