京橋LIXILギャラリーで暮らしをテーマにした展示が無料で見られる【住まいのあれこれ見聞録vol.4】
住宅・設備関連会社では、製品を生産・販売するだけでなく、ギャラリーや美術館を運営している会社があるのをご存じですか?
今回は東京・京橋にあるLIXILギャラリーに伺って、その活動内容や意図について聞いてみました。
■ 誰もが触れやすいLIXILギャラリー
丸編集長(以下、丸)今日は銀座にあるLIXILギャラリーにやってきました。
様々な企業が文化芸術活動やそのサポートを行っていますが、LIXILさんではずいぶん古くからやってらっしゃいますよね。
ご案内いただくのは館長の大橋さんと展覧会担当の筧さんです。
大橋恵美さん(以下、大橋)銀座にINAXギャラリーとしてオープンしたのが1981年ですので、もう37年になりますね。こちらでは3つのギャラリースペースに分けられており、常時3つの展覧会を開催しています。
ギャラリー訪問時の企画展は実業家の平瀬與一郎をはじめとする明治期以降の研究者やコレクター10人による、貝人(かいじん)コレクションの展示が。
どちらかというとニッチなテーマが多いLIXILギャラリーの巡回企画展。
建築・デザインとその周辺から今までにない新たな切り口を見つけ、企画に発展させているそう。