密集地なのに開放的!アトリエ兼二世帯住宅【住まいの設計】
■ 特殊な構造で室内がぐんと広く、伸びやかに
もう一つの工夫が、住宅部分の構造です。
周りに見える斜めの柱で建物を支えることで邪魔になる柱や壁をなくし、木造ながらここまで開放的な空間を叶えました。
テラスに面して全面開口があるうえ、残り3面にも高窓があるので2階全体が半戸外のよう。
バスルームは使う時間帯がずれるため、二世帯共有にすることでゆとりある広さを確保しました。
正面のハイサイドライトや左手にある小さなテラス越しに入る光で、明るさも十分です。
家具のようにシンプルで美しいキッチンは二世帯で同じデザインに。
こちらは親世帯のキッチンです。
■ プライベートスペースは広がりと落ち着きの空間に
ガラス張りの開放的な2階とは対照的に、寝室などプライベート空間を集約した3階はガルバリウム鋼板張りに。
子世帯の3階にあるプライベートリビングは高い天井高を確保し、開口部を抑えて広がりと落ち着きを両立しています。
子世帯の主寝室は、上に予備室のロフトを作ったため天井高を抑えてコンパクトに。
正面に見える壁際の配管スペースをニッチとして活用しました。
主寝室の隣は中学生の長女の部屋。