土地購入後に環境が激変する「前建て不安」を解消するポイント
■ 目の前に何が建つのか、予測はできる?
自分の家の前に何が建つのか予測するためのキーワードは3つ。「用途地域」「建ぺい率」「容積率」です。
1. 用途地域を確認する
まちゃー / PIXTA(ピクスタ)
豊かで暮らしやすい街づくりを進めるために、国は田畑、工場、住宅などをまとめて配置し、適切な「街並み」を作ろうと考えています。
そのため、国内の土地の大半には「用途地域」が指定されています。
用途地域はおもに住居系、商業系、工業系の3つに分類されています。
もし自分が購入した家が住居系で、南側にある空き地が工業系であれば、今は何も建っていなくても将来工場ができる可能性がありますし、商業系であれば、商業ビルが建つ可能性が高くなります。
ino masa / PIXTA(ピクスタ)
住居系はさらに細かく7つに分けられています。
「10メートル以上の建物は建てられない」「隣の敷地との境界線から一定の距離を設けないと家を建てられない」などのルールがそれぞれに設けられています。
家を建てる場合は、大半が住居系の用途地域に建築するので、住居系の7つのカテゴリはどんな建築ルールがあるのかを確認しておきましょう。