住宅ローン親子リレー返済、デメリットも理解して組んだ方がいい理由
住宅ローンを使おうとするとき、70歳以上の人は、借り入れが起こせない、希望の金額を借り入れできない、などのケースがあります。
これらの問題を解決する方法として、「親子リレー返済」というローンの組み方があります。
ここでは、親子リレーローンの特徴とメリット、デメリットについて詳しく見ていきます。
■ 1.親子リレーローンの特徴
freeangle / PIXTA(ピクスタ)
「親子リレーローン」は、初めは親が返済し、その後に子が返済するというようにローンの支払いを親から子へ引き継ぐことができるもので、返済期間を長く設定できるのが特徴です。
親子同居で一緒に住宅ローンを返済したい、親が高齢のため住宅ローンを組めない、などの場合に利用されます。
このローンは、新築購入時だけでなく借り換えや住み替え、リフォームのときにも使用可能です。
たとえば、申込時に、申込者が60歳3か月、後継者が30歳3か月、申し込み者の借入可能年齢の上限が80歳なら、親子リレーローンを利用しない場合の借入期間は80歳-61歳=19年ですが、親子リレーローンを利用する場合の借入期間は80歳-31歳=49年→35年(最長)