住宅ローンは銀行より先に、返済期間と金利タイプを決めた方が良い理由
差額で車が1台買えてしまいます。
たとえ0.1%だったとしても約62万円、0.2%なら約120万円の差が出るのです。
つまり、キッチンやお風呂のグレードを下げるよりも、金利を下げたほうが節約になるわけです。
■ 2.住宅ローンの借入先は何となく決めちゃダメ
住宅ローンを借りるときの銀行選びを、ハウスメーカーや知人におすすめされたからという理由で決めてしまう人は案外多いものです。
人任せにしていては損をしますので、家づくりを考え始めたら、並行して銀行選びも行うようにしましょう。
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2-1「まずは銀行を選んでから」は間違い
住宅ローンの金利に関して、どこの銀行が低く、どこの銀行が高いという二者択一的な結論はありません。
銀行によって得意とする金利タイプ(固定金利期間)が違うからです。
住宅ローンは変動金利、5年固定金利、10年固定金利、35年固定金利(全期間固定)などの金利タイプがあり、期間によってそれぞれ金利が異なるので、大手銀行、地方銀行、ネット銀行すべてに「この銀行は10年固定金利は安いけれど、35年固定金利は高い」という得手不得手があるからです。