温度を「1℃」変えるだけで大違い!健康になれるお風呂の入り方
血圧が上がり、脈が早まり、汗をかきますが、内臓の働きは鈍くなります。
一方、40℃程度のぬるま湯は、副交感神経を刺激するので、心身をリラックスさせることに。血圧は下がり、汗もかきません。内臓の働きが活発になり、消化がよくなるそうです。
わずか2℃という温度差で、得られる効果は真逆になるというのが、お風呂の不思議な力。この効果を利用し、自分の体調や目的に合った入浴法を取り入れましょう。
■痩せたいなら食前40℃のお湯に15分
「お風呂に入っただけでは、カロリー消費は見込めません」と、早坂さん。熱いお湯で汗をだらだらかいても水分を失うだけで、残念ながら痩せるわけではないのです。
そこで効果的なのが、食前に40℃のお湯に15分入るという入浴法。
体の表面に血液がまわって、一時的に胃腸の働きが抑制され、食欲が抑えられるというわけです。夏場なら、30℃くらいのかなりぬるい湯に入り、足を曲げ伸ばすなどの運動をすれば、さらにダイエットによいでしょう。
■生理痛には40℃のお湯に15分で入る
毎月1度は訪れる不快な症状といえば、生理痛。ホルモンや子宮の変化が原因で起きるため、入浴して体を温めて血流をよくすることで症状は和らぎます。