「ファイトケミカル」が第7の栄養素として注目を集めている理由
私たちはふだん、健康のために栄養素を意識して食事を摂っています。
たとえば赤ワインの「ポリフェノール」、ブルーベリーの「アントシアニン」、トマトの「リコピン」など。
どれも有名ですよね。でも、これらの総称はご存知でしょうか?
実は「ファイトケミカル」といわれていて、最近では「第7の栄養素」として注目を集めているんです!
■ファイトケミカルとはなにか
人間の生命維持に必要な6大栄養素は、(1)たんぱく質、(2)脂質、(3)炭水化物、(4)ビタミン、(5)ミネラル、(6)食物繊維とされています。
ファイトケミカルはさまざまな病気を予防する効果が期待されているため、第7の栄養素として近年その重要性が示されているわけです。
このファイトケミカルとは、ギリシャ語の植物を意味する「ファイト/フィト(phyto)」=「植物」と、「ケミカル(chemical)=化学物質」で、「植物性化学物質」のことをさします。
植物が紫外線、有害物質、害虫、外敵などから自身を守るためにつくりだす物質であり、植物に含まれる化学物質の総称です。
野菜、果物、穀類、豆類などの植物に、色、香り、苦味、辛味などの成分として存在しており、それらの成分が健康維持に有益であることがわかってきています。