人が一生で平均200回ひく「厄介な風邪」を遠ざける3つの習慣
夏から秋へと向かう季節の変わり目に、風邪をひいている方も多いでしょう。『かぜの科学もっとも身近な病の生態』(ジェニファー・アッカーマン著、鍛原多惠子訳、早川書房)によれば、人は一生で平均200回風邪をひくのだとか。
風邪をひくと、仕事を休んで病院に行かなければならなくなったり、薬を飲んで家で安静にしていなければならなくなったり、それなりの犠牲を払わなければならなくなります。アメリカの場合、風邪による経済損失は600億ドルにのぼると推定されているそうです。
経済損失以前に、しんどい思いをしなければならないような風邪は、できれば避けたいものですよね。ここでは同書のなかから、風邪を遠ざける習慣を3つピックアップしてご紹介します。
■1:ほどほどに運動する
※ただし、90分以上の激しい運動は風邪をひきやすくなる
同書によれば、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動を毎日30~60分する人は、運動しない人よりも風邪をひきにくく、症状が出る期間も短いといいます。とくに、この傾向は秋に顕著。
運動する人の風邪の罹患率は運動しない人に比べて30%低いのだとか。
ただ、注意すべきなのは、“ほどほど”の運動だということ。