必要なのは濃度0.9%の食塩水だけ!風邪を防げる手軽な良習慣
鼻に水を入れるための道具も必要ですが、たらい、コップなど、どの家庭にもあるものを使っている人も多いようです。
ただ、鼻の穴に水を入れることに抵抗がある人(ほとんどの人は最初そうだと思いますが)は、「ネティポット」と呼ばれる鼻うがい用のポットを使うことをお勧めします。
ネティポットとは、インドでヨガを行う前に、空気の通り道を浄化するために行う「ジャラネティ」という鼻洗浄で使われるもの。急須のように長いノズルがあって、そこを鼻に当てて水を流し込むようにデザインされたポットです。
■生理食塩水を簡単に作るには?
塩分0.9%の食塩水は、生理食塩水と呼ばれています。浸透圧が体液に一番近いため、鼻から入れても痛んだりしみたりということがあまりありません。
鼻うがいをするときは、この濃度0.9%の生理食塩水をつくって行ってください。濃度0.9%の食塩水を作るには、1リットルの水に対して9グラムの食塩を入れるという計算になります。
ただしこれだと多すぎるので、500ミリリットルの水で作る場合、小さじ1杯よりも気持ち少ないくらいの塩で、0.9%の食塩水になるはずです。(農林水産省のホームページでは、小さじ1杯の塩は6グラムとなっています。