医師は6000万円!江戸時代「収入が高かった職業」トップ10
収入は数百石程度から、大規模な藩の重役の場合には数万石におよぶ例もあります。たとえば、あの篤姫の父は薩摩藩の重役でしたが、彼の年収は1万石もありました。
■3位:豪商
江戸の大商人・三井家は一日に150両売れたといいます。換算すると、年間で54,750両。現在の価値で、5,475,000,000円(54億7,500万円)ほど。
ここから仕入れの代金や使用人の給料が差し引かれますが、相当な収入があったのは間違いありません。
■2位:大名
とくに加賀藩の前田家などの「大大名」。「加賀百万石」といわれる加賀藩ですが、実質的には120万石以上の収入があったといわれています。
藩主は給料制ではないため、詳細は不明ですが、莫大な収入があったはずです。
■1位:征夷大将軍
いわゆる徳川の将軍様。給料制ではないので定かではありませんが、江戸時代の徳川家康が自由に出来たとされる収入が100万石ほど。要するに1,000億円です。徳川宗家で800万石所有。日本の3分の1が将軍家の領地扱いでした。しかし、将軍の仕事は意外にも勤務時間が長く、仕事が終わるまで拘束されたようです。
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江戸時代は近代のような学歴社会でもないため、収入ランキングにはさまざまな職業が混在しているようです。