優秀な人を見つけたいなら人材探しに70%以上の時間を割くべき?
■敏腕エンジニアを12時間もかけて説得
雷軍は人材探しについて、「人材発掘はこの世の中でいちばん難しい作業だ」と語ったことがあるそうです。
起業当初には、週に5日、毎日10時間以上もかけて、あるグローバル企業の幹部を口説いたのだとか。
また、面接を受けに来たもののシャオミの前途にも懐疑的だったベテランのハードウェアエンジニアに対しては、数人がかりで12時間もかけて説得し、最後には相手を「屈服」させたのだといいます。
「いい人材が来ないというなら、それは、注いだ精力が足りない、ということだ。私は一日の半分以上の時間を人材の募集に費やした。最初の100人のスタッフは、皆私が自ら会ってコミュニケーションをとったものばかりだ」(36ページより)
■人材探しには70%以上の時間を割こう
人材を長時間にわたって囲い込んでまで説得するとは恐ろしい気もしますが、そこには明確な持論があるようです。
「(前略)どんな企業でも優秀な人を見つけるのは大変難しい。この問題を解決する方法はふたつしかない。
ひとつは、充分な時間をかけること。少なくとも仕事時間のうちの70%は人探しに割かなければならない。