社会学者が提唱した「4つのタイプ別コミュニケーション対処法」
『タイプがわかればうまくいく! コミュニケーションスキル』(谷益美、枝川義邦著、総合法令出版)著者は、ビジネスコーチ&ファシリテーター。
肩書きはわかりにくいかもしれませんが、具体的にはセミナー・研修・会議などを通じて「対話の場づくり」をサポートしているのだそうです。
そんな著者が、脳科学者である共著者の協力を得ながら本書で説いているのは、コミュニケーションスキル向上のためのコツ。
■人間には4つのタイプがある!
最大のポイントは、人間には4つのタイプがあり、相手と自分がどのタイプに属するのかを知ることが重要だという考え方を基本にしている点。
自分と合う人から合わない人まで、世の中にはいろいろなタイプの人がいます。そこで、多様な相手とのコミュニケーションを楽しみたいなら、まずは相手と自分のタイプについて理解しておく必要があるということ。
人間を4つのタイプに分類する考え方は、「Social Style(ソーシャル・スタイル)」。1970年代に、社会学者のデイビッド・メリル氏が提唱した、相手と自分を知るための理論なのだそうです。
「自己主張」と「感情表出」の二軸を使い、人のタイプを4つに分類したもの。