大人にどうやって仕事を教えるべき?大切なのは「3つの手助け」
相応の人生経験を経て社会人となった大人は、当然のことながらそれぞれの価値観や考え方を持っているもの。
だから意見がぶつかることがあっても当然で、ときにはプライドの高さがコミュニケーションを阻害する場合もあるでしょう。
プライドが盾になり、なにを伝えても「真剣に聞いてもらえない」という状況は往々にしてあるわけです。
ましてや相手が年上の部下だったりしたら、話はさらに厄介なものになって当然。だからこそ、“大人”に対してどう伝え、どう教えるべきかで悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで、ぜひ読んでいただきたいのが、『オトナ相手の教え方』(関根雅泰著、クロスメディア・パブリッシング)です。
著者は、企業研修で大人相手に「現場での仕事の教え方」を教えているという人物。つまり、そんなキャリアを軸に、「教え方」の本質を明らかにしたのが本書だということ。
■教えることは学習の手助け
そんな著者は基本的な考え方として、教えることを「学習」の手助けだと表現しています。
「教える」のは、大人が学ぶことを横からそっと手助けするという考え方。「こうしろ」と強制的に詰め込もうとするようなやり方とは、正反対の手法だといえるかもしれません。