不調はダメ呼吸が原因!心身を安定させる「正しい2つの呼吸法」
特別な動きではなく、日常の行動を正しく行うことがいかに大切か。
そう教えてくれるのが、アスレティック・トレーナーの山本邦子先生の著書『トップアスリートだけが知っている「正しい」体のつくり方』(扶桑社)です。
正しい呼吸法を身につける、立つ、歩く、感覚力を身につけるなどをしっかり見なおすことが心身の健康につながり、結果としてパフォーマンスもよくなるというのです。
今回はそのなかか、「呼吸法」にスポットを当てて紹介していこうと思います。
■呼吸法には5つのタイプがある!
呼吸法は、呼吸動作によって「力強い胸式呼吸」、「制限された胸式呼吸」、「リバース呼吸」、「腹式呼吸」、「胸郭横隔膜呼吸」と5つのタイプに分けられます。
ただし、このなかで正しい呼吸法はたった2つ、「腹式呼吸」と「胸郭横隔膜呼吸」だけです。
「体調不良を訴えている人、疾病を抱えている人の呼吸はとても制限されています」と山本先生。「呼吸が制限されている」とは、呼吸が浅く、いい呼吸ができていないということ。
山本先生は、「呼吸を円滑でラクに行えているのに病気がちで具合が悪い」という人はいままで見たことがないそう。