99.9%の人が未来予測を外す!残り0.1%の人がもつ力とは
同じように貨幣も電気も、私たちの生活はいつでもテクノロジーの誕生によって書き換えられてきたというわけです。
そして、インターネットという新しいテクノロジーが、現在進行形で社会をデザインしなおしているのが現代。
インターネットの誕生からは20年が経過しましたが、いまはちょうど「変化への準備」が整った段階だというのです。
だから、インターネットが本当の意味で私たちの生活を変えていくのは、実はこれからだと著者は推測しています。
注目すべきは、テクノロジーが社会に与える影響力は、時間が経つほどに高まっていくということ。
だとすれば、進化のスピードが急速に上がった現代においては、テクノロジーに焦点を当てることが、社会の構造を理解するための近道であるはず。そこで本書では、「もしも社会が進化するパターンを見抜いていれば、たとえ状況が変わっても未来を見通すことが可能になる」と考え、そのための汎用的な思考体系を明らかにしているわけです。
*
その視野は、テクノロジーの可能性やイノベーションのあり方はもちろんのこと、国家、政治、資本主義などさまざまな方向へと広がっていきます。
だからこそ、ここで明らかにされている思考法とその周辺の環境は、私たちが未来とつながっていることを実感させてくれるでしょう。