社会貢献に数億円投じる!本当の富裕層の「マネーの流儀」とは?
また、世の中で広く報じられることは少ないものの、日本でも学校の設立など社会貢献に数千万円・数億円の大金を投じる富裕層も増えてきているのだとか。
こうした動きを目の当たりにしている著者は、自身のお金についての目標にも、ぜひ他者の目線を介在させてほしいと記しています。
なぜなら「老後が不安だから3,000万円貯めたい」など、自分のことだけで完結した目標では、なかなか長期的にモチベーションを維持できないものだから。
まずは子どもの教育のためや、親に楽をさせてあげたいなど、資産形成の目標設定に他社を介在させた方が、モチベーションを高く保つことができ、結果として目標も達成しやすいという考え方です。
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他にも「振る舞い」「人づきあい」「生活」「教育」と、あらゆる角度から富裕層の習慣が明らかにされています。だからこそ、広い視野で彼らのことを把握できるはず。そしてその多くは、私たちのライフスタイルにも生かすこともできそうです。
(文/書評家・印南敦史)
【参考】
※岡村聡(2015)『世界の超富裕層だけがやっているお金の習慣』KADOKAWA