世界最高評価5スターのANA社員が実践する「気づかい」のコツ
また、そうすれば「次になにをすべきか」が判断できるため、時間を有効に使うことも可能。
いい情報も悪い情報も誠実にオープンにすることが、信頼につながっていくということです。
なるべく具体的に見通しを伝えるという気づかいは、航空機のアナウンスに限った話ではないと著者はいいます。
たとえば、どうしても納期に間に合わせられないという場合、あるいは、どうしてもデートの約束に遅れそうだという場合も同じ。
「何日の何時までにはお届けしますので」とか「何分後には行くからね」などと、遅れるときこそ、相手になるべく具体的にイメージしてもらうことが大切だということ。
曖昧に「あとちょっとで着く」「少しだけ送らせていただけませんか?」といっても、相手はどうしたらいいのかわからなくなってしまうからです。
■予定の過少申告はしない方がいい
なお、この「予定を伝えるときは具体的に」という気づかいには、ひとつだけ注意点があると著者はいいます。
それは、「過少申告」をすべきではないということ。
たとえば、相手と10時に会う約束が、電車の遅れなどによって到着が10時30分になってしまいそう、というような場合があります。