女性の役員が36%も!日本より働きやすいノルウェーの労働環境
当然、女性の労働意欲もより高いものになっていったのです。
(2)ライフワークバランスの意識
ライフワークバランスを意識した働き方が浸透していることもあり、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドでは、週48時間以上働く人は全体の10%程度で、1日の平均労働時間は6.6時間。
有給休暇も、年間最低25日の付与が義務づけられています。
でも1日の労働時間が短くなると、生産性が下がってしまうのではないかということが気になりますよね。
そこでノルウェーの友人に尋ねたところ、私生活と仕事のメリハリをしっかりつけることでストレスも軽減され、仕事のモチベーションを保つことができるので、結果的に効率的だとのことでした。
そのため、過労で体調を崩す人も少ないそうです。こういった事実から、ノルウェーでは、ワークライフバランスに満足している人は、全体の9割にも上るといいます。
(3)柔軟な労働時間制度
ワークライフバランスを保つために、日本のフレックス制度よりも柔軟な労働時間制度を導入している企業が北欧には多く存在します。
スウェーデンでは、企業の約65%が就業時間や休日を柔軟に変更できる制度を導入しています。