「財布のなかに500円もある!」本当のお金持ちになれる考え方
そうでありながら昭和のハングリー精神を引きずってしまったとしたら、それは壮絶なパイの取り合いを生み出すだけ。
たとえば「働かざるもの食うべからず」をいい表した「アリとキリギリス」という話がありますが、「キリギリスみたいに楽しく演奏していてもいいじゃないか」と著者は思うのだそうです。
そして、「もっとお金が欲しい」は、世の中からの刷り込みなのかもしれないとも。
なるほどそう考えれば、おのずと気持ちも前向きになってくるのではないでしょうか?
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このように、徹底的なポジティブ思考こそが本書の特徴。つらい状況にいる人は本書を通じ、発想の転換ができるかもしれません。
(文/書評家・印南敦史)
【参考】
※武田双雲(2015)『人生に幸せ連鎖が起こる! ネガポジ 変換ノート』SBクリエイティブ