くらし情報『事実を「1つのかたまり」として把握する!問題解決の基本スキル』

事実を「1つのかたまり」として把握する!問題解決の基本スキル

ちなみに[4]で完了する場合もあれば、ふたたび[1]に戻り、相手に伝える解決策を練りなおすこともあるのだとか。

このサイクルは、「相手から引き出した情報を活用し、相手の行動を変えるための情報に変換する」「そして適切に相手に伝える」という活動の繰り返し。

大切なのは、構想をよく練り上げて考え尽くすこと。なぜならよく考えないことには、理解されることも、相手の心の琴線に触れることもないから。

当然ですが、それでは納得感を持って相手に伝えることはできないわけです。

■いいたいことが伝わらない理由

そして、いいたいことが伝わらないのには、3つの理由があると著者はいいます。これは、本書の重要なポイントでもあります。

[1]相手の話の内容や世の中の事象を「整理」できていない

[2]物ごとを取り扱いやすいような大きさに「分解」できていない

[3]相手に伝える意味を引き出すように「比較」できていない

だとすれば、「整理」「分解」「比較」という3つのスキルを身につけることができれば、自信を持ってあらゆるビジネスの難題に立ち向かえるということにもなるはず。
それどころか著者は、仕事に必要なのは、この3つの基本スキルだけだとも断言します。

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