60歳すぎて老後破産しないために知っておくべき「お金の常識」
労働者負担は労使折半となるので、6,608円。毎月6,608円も2004年と比べて多く取られているのがいまの厚生年金保険料の姿なのです。
■2:国民年金保険料も平成29年度まで値上げが続く
また国民年金の保険料も、厚生年金と同じように2005年4月から毎年280円ずつ引き上げられ、2017年(平成29年)以降は月額16,900円とすることが決まっています。
改正前は13,300円だったので毎月3,600円の値上げです。自営業などで夫婦2人加入だと7200円もの負担増となっています。
厚生年金、国民健康保料で問題なのは値上げの分、貰える額は多くなるかというとそうではないのです。
まったく給付額は変わりありません。厚生年金は標準報酬月額、国民年金保険料は払込み月数で計算されるからです。
これは重要なことなので、覚えておきましょう。
■3:介護保険料はものすごい勢いで値上げしている
つぎに、介護保険料。これは40歳から納めるようになっており、公的年金のように「ここで支払終了」という年齢がありません。
介護保険料は人が亡くなるまで納め続ける、いってみれば「終身」のようなものです。