有名ブランドに学ぶ!商品の魅力を「数字」で効果的に伝える方法
「1,000 songs in your pocket」
そう、「あなたのポケットに1,000もの曲を」というメッセージだったのです。
要するに「こんなたくさんの曲が、こんな小さなスペースに収まる。どう?すごいでしょ!?」と言っているわけです。
そして、注目していただきたいのは、“実際に入る曲数はピッタリ1,000ではなかったかもしれない”ということ。にもかかわらず、小学生でもピンとくるような1,000という数字を使うところに、彼らのセンスを感じます。
1,110も1,000も、伝えている事実はほぼ同じ。しかし、伝わり方が違うのです。
■イナバ物置CMの数字アピールもうまい!
つぎに、別の例もご紹介しましょう。
「イナバ物置」という、有名な物置のメーカーがあります。このイナバ物置のテレビCMで流れるフレーズはあまりにも有名です。
「やっぱりイナバ、100人乗っても大丈夫!」
これもまた、数字が入っています。
ところが、もしこのCMのフレーズが次のものだったら、どう感じるでしょうか。
「やっぱりイナバ、なんと300kgf/㎡です!」
(kgf/㎡:重量キログラム毎平方メートル)