40歳で迷いがなくなる!知れば人生観が変わる「孔子」の生き方
前置きが少し長くなりましたが、そこでご紹介したいのが、『まんがでわかる論語』(齋藤孝著、備前やすのり・まんが、あさ出版)。
表紙からもわかるとおり、どこから見てもまんがです。しかし、これはれっきとした『論語』本。
音楽コンクールを目指す高校生を主人公にしたまんがを通じ、『論語』の言葉をわかりやすく解説したユニークな書籍なのです。
『論語』には難しそうなイメージがあるかもしれませんが、なにしろメインはまんがなのですから、肩肘を張ることなく柔軟に受け入れることができるはず。
とはいえ、まんがの内容をここで紹介することはできません。そこで『論語』に詳しい著者による解説部分から、年齢に関連した有名なフレーズを引き出してみたいと思います。
■孔子は15歳で学問を究めることを決意
「吾れ十有五にして学に志す。
(為政第二—四)」
いまさらいうまでもないことかもしれませんが、これは「私は15歳で学に志した」という意味。ちなみに「学に志す」とは、「これをしっかり勉強して、世の中に貢献しよう」と思って志を立てるということ。
15歳で学問を究めることを決めたとは、ずいぶん早い決心のようにも思えます。