錦織圭選手は世界17位の価値!スポーツ選手の商業的利益とは?
アメリカでは、ロス五輪にて1業種1社を基本とする「公式スポンサーシップ制度」が生まれました。これにより、スポーツがビジネスツールとして確立されたのです。
その後、90年代になると、あたかも公式であるかのように装ったマーケティング活動が目立つようになりました。
さらに衛星放送やインターネットなどの普及により、たくさんの情報が瞬時に拡散されるようになったこともあり、これまでになかったような業種も増え、スポンサーシップというものの対象や概念が大きく広がっていったようです。
ちょうどこのころ、日本はバブル期。国内でもスポンサーシップに乗り出す企業が多く増えたころでした。
そして2008年のリーマンショックにより、世界中が不況の波にのまれることになります。その結果、企業内では宣伝費などの削減、マーケティング投資に対する結果責任がこれまで以上に厳しく追及されるようになりました。
これはスポンサーシップへの投資のみならず、あらゆる経費に対して多くの企業が慎重になったともいえます。きちんと費用対効果を説明できないものには投資はできず、スポーツ選手にもより結果を求められるようになったのです。