議員って儲かるの?元市議会議員が明かす「政治家のお財布事情」
■県議会議員と国会議員の報酬はいくら?
しかし、もしも県議会議員になったとすると、金額はずいぶん上がるのだとか。額面で年収約1,200万円だといいますから、税金や年金を払ったあとの手取りもかなりの額になりそう。
しかも県議会議員の場合、政務活動費は月額30万円。つまり市議会議員のひと月の手取りとほぼ同じ額が政務活動費としてもらえるわけです。
さらに国会議員になると、年収は約2,200万円。そして報酬の他に文書通信費が月額100万円もらえることに。しかも領収書がいらず、つまりはなにに使ってもいいということ。
秘書給与費なども合わせると、年間約7,000万円くらいがもらえるというのです。
また、公務ということになると新幹線のグリーン車が乗り放題になるなどの特典も。
■市会議員にはなにが求められているのか
しかし、そういう話を聞くと、「はたして金額に相当した仕事をしているのか」ということが気になります。
その点については、市議会議員の場合だと、議員として必ず出席しなければいけないのは年に4回の定例会で、年間で30日くらいだそうです。
それに加えて、委員会が開催されたり、全員協議会という会議が開催されたりしますが、すべてを合わせても公務は年50~60日くらい。