ゾロ目の数字を活用すべし!話に説得力を増すための意外なヒント
これを私なりにいいかえて表現すると、こうなります。
「人は、『数字が揃っている』という現象に特別感を持ち、意味づけをしやすい」
■数字が揃うと謎の説得力がある!
この人間の習性を、普段のコミュニケーションでも役立てられないでしょうか?
私の答えは「YES」です。具体的には、誰かに「なるほど~」「へぇ~」といってもらえるような説得力ある話をしたいときに、このエッセンスが活用できるのです。
たとえば、ビジネス。
過去3年間の売上高はバラバラだけど、営業利益率はずっと5%で推移してきたとします。
これはいわば、「555」というゾロ目の状態であり、おそらくあなたもデータの中で「555」を特別な数字と認識し、いまのままでは来期も営業利益率5%程度の着地になるという意味づけをするでしょう。
2013年:売上4,200万円/利益210万円/利益率5%
2014年:売上3,500万円/利益175万円/利益率5%
2015年:売上6,400万円/利益320万円/利益率5%
2016年:売上???/利益???/利益率???
そして、そこには説得力が生まれます。なぜなら、人は「数字が揃っている」