食費は削らない!資産が1億円以上ある大富豪の「節約の考え方」
の精神を持ちつつ、「消費より投資」というマインドをさらに強く持っているものだから。
そこには理由があって、つまり過度な倹約は、将来的にリターンが期待できる支出まで控えてしまう恐れがあるということ。
40代、50代になってから倹約するなら仕方がないとしても、若い世代は投資の回収期間が長いだけに、細々とお金を貯めるのは効率が悪いもの。
つまり、大半の大富豪はお金を使うこと自体には積極的で、「それをいかに効果的に使えるか」を重視するというのです。
■大きな支出をコントロールする
だとすれば、支出を抑えるための極意のようなものはあるのでしょうか?著者によれば、それはただひとつ。大きな支出をコントロールすること。
血眼になって、1円単位でお金を貯めたとしても、効果はきわめて限定的。
たとえば「今月はお金がピンチだから」という理由で、いつもは500円かけているランチを200円にしたところで、月に6,000円(300円×20日)しか浮かないわけです。
でも、その程度の節約をするため、安くて添加物満載のランチで健康を切り売りしながらお金を貯めるというのは本当に得策でしょうか?
だとしたらバランスのとれたランチを食べ、心身ともに健康体を維持し、仕事の集中力を高めて早く収入を上げたほうが、長い期間で考えれば利回りがよいと著者はいうのです。