伝える目的は3つ!コミュニケーションが変わる「理系の伝え方」
つまり「伝える力」は、意思決定のための武器として重要な意味を持っているということ。
だからこそ、意思決定のエデュサルティングをする日々のなかで著者は、コミュニケーションに関しては「“理系思考”を持っていたほうがうまくいく」と感じるようになったのだというのです。
なぜなら理系思考を持っていれば、内容を整理し、伝達し、論理的に議論することが可能になるから。
■伝えることの目的は3つ!
そして、そのことに気づいてからというもの、「伝える」ことの目的の大半は次の3つに絞られると確信しているのだそうです。
1.相手と衆知を結集する(お互いの意見を出し合う)
2.意思決定と決断をする(目的とゴールを明確にする)
3.次のアクションに結びつける(実際に行動を起こす)
思ったとおりのことが正確に相手に伝わる。そして、それが相手の知恵と知識を活用した、より高次元の意思決定とアクションにつながる。それだけで、コミュニケーションは大きく変わるということです。
■実は「内容や議論」も重要
なお著者は、コミュニケーションの基本構造は以下の3つに分類されるとも主張しています。
1.「内容」